卒業生のご紹介
祝・卒業!! りんぱれっと卒業生のご紹介

卒業生のご紹介 No.06

2020年10月卒業生Fさんのお話

  • 20代・男性
  • 〈就労移行支援コース〉修了
  • IT系企業
  • 統合失調症
  • りんぱれっと利用期間 1年6か月

「まずは、行く!」

りんぱれっとに通い始めた当初は、なかなか環境になじめず事業所に行くのが億劫でした。
行っても、授業に集中することができずに、ボーっとしていたり、休み時間にはソファーに横たわることが多かったです。
それでも毎朝、「とりえず行こう!行ってから考えよう」と自分に言い聞かせて、家を出ました。
一人暮らしをしていたため、最初は外食が多く、いつもお金がない状態でした。それを知った支援員の先生が、「調理をやってみないか」と声をかけてくれて、放課後に調理実習を始めました。そのうち自分でも家で作るようになりました。実家に帰って両親に料理を振舞えるほどの腕前になりました。
私は、高校卒業時からプログラマーになりたいという夢を持っていました。そのため「IT専門」の時間には、多くの課題をこなしました。一人で取り組む課題もあれば、チームで取り組む課題もあり、実践的な訓練を受けることができました。
まだまだ、プログラマーとしては未熟かもしれませんが、夢に向かって一歩ずつ、これからも頑張りたいと思います。

【在校生へのメッセージ】
就職をすることが目的で就労移行支援で訓練を受けていますが、時には「行きたくない」と思うときもあります。そんな気持ちの時でも、自分を振るい立たせて「行ってみる」ことが自分の未来につながる道だと思います。みなさん、希望を持って頑張ってください。

卒業生のご紹介 No.05

2020年6月卒業生Eさんのお話

  • 30代・男性
  • 〈就労移行支援コース〉修了
  • 金融系企業事務
  • 双極性障害Ⅱ型
  • りんぱれっと利用期間 1年

「健康第一!私の働く基本です」

私の障がいは双極性障害Ⅱ型です。
気持ちのふり幅が小さいこともあって、周りから理解されにくいことが特徴です。
他の人から見ると普通の状態に見えても、自分の中ではかなり頑張っている状態だったり、 ちょっとしたことでかなり落ち込んで不調が現れたりするのですが、 見た目では分かりにくく理解されにくいと思っていました。
授業の中で何度も障がいの理解について先生と一緒に取り組みました。 いろいろな角度から自分を見つめ直すことで、 徐々に自分の状態を人に伝えられるようになりました。
また、他の人の障がいも理解して、受け入れることができるようになりました。
りんぱれっとでは、個別の課題に取り組むと同時に、調理実習や体育館での運動、YOGA、WRAP、アンガーコントロール、サーバントリーダーシップ、グループワークなどを行ってきました。
在籍中は「兄さん」と慕われることも多く、時にはリーダー的な役割もこなすことができました。
以前は障がいについて会社に伝えずに働いていたので、人間関係がうまくいかなかったこともありましたが、今回は障がいをオープンにして働くことを決めました。正直に言うと最初は戸惑いがありましたが、障がいを受け入れてくださる会社で働くことができたので、障がいと上手に向き合いながらキャリアアップをしていきたいと思います。

【在校生へのメッセージ】
身体と心の健康を保つことが私の働く基本です。
日ごろから、自分の体調を整えるために睡眠を調整したり、食べ物に気を使ったり、運動したり、普段から規則正しい生活を続ける中で「自分自身を知る」ことを心がけました。
そして「素直」な気持ちで訓練に取り組むことが就職の早道だと思います。

卒業生のご紹介 No.04

2019年12月卒業生 Dさんのお話

  • 20代・男性
  • 〈就労移行支援コース〉修了
  • 通信系企業事務・一般企業(特例子会社)
  • 広汎性発達障害
  • りんぱれっと利用期間 1年6か月

「これからも夢はあきらめず」

A型事業所を経験した後、一般就労を目指して就労移行事業所に来ました。
パソコンが得意でプログラマーになりたいと希望を持っていましたが、現実的には求人案件が思ったよりも少なく、条件も厳しいものでした。
夢をあきらめきれずプログラマーの職種ばかりを探しては不採用になることも続きましたが、担当の先生に職業選択の幅を広げることを提案していただき、未経験の仕事は実習で経験を積みました。
そして、自分の得意なところも活かせる仕事を探して希望の職種の幅を広げました。
その結果自分の得意なパソコンも活かせる仕事に就くことができました。
これからも夢はあきらめず、希望の職種に少しでも近づけるように頑張りたいと思います。

卒業生のご紹介 No.03

2019年9月卒業生 Cさんのお話

  • 40代・女性
  • 〈就労移行支援コース〉修了
  • 福祉関係・一般企業(オープン)
  • 身体障害(視力)
  • りんぱれっと利用期間 1年2か月

「できることを一生懸命頑張りたい」

視力障害でいずれは視力を失うかもしれないという不安の中で、自分にできる仕事は何かを探していました。
パソコンは嫌いだけど、今の世の中仕事には必要と思いタイピングの練習から始めました。
最初はタイピングも遅くやりたくないと思う時期もありましたが、いつの間にか事業所内で一番のスコアを出すようになっていました。
職業選択にも何度も迷い、事務、営業、販売、個人事業主といろいろ考えましたが、今までの経験から児童福祉に興味を持ち始め、障がい福祉の会社に就職しました。
障がいの種類によっては、できる仕事が限られてきますが、いろいろな目線から探すことにより選択の幅も広がることを実感しました。
障がいに対する不安が消えたわけではありませんが、できることを一生懸命頑張りたいと思います。

卒業生のご紹介 No.02

2019年6月卒業生 Bさんのお話

  • 40代・男性
  • 〈就労移行支援コース〉修了
  • 通信関係事務・一般企業(クローズ)
  • 適応障害(躁うつ・ADHD)
  • りんぱれっと利用期間 6か月

「会社見学は欠かせないものでした。」

私は、就労移行支援で使える期間も少なかったため、短期間で就職することを目標にしていました。
就職指導で相談の結果、職種も今までの経験の中からできるものに絞っていました。
自分の心身の状態にあった会社に入ることが長く働けると思い会社の雰囲気を重要視していました。
私の就職活動にとって、会社見学は欠かせないものでした。
いくつもの会社を先生と一緒に回り自分に合うかどうか話し合って受ける会社を選びました。
面接同行していただいたことや会社に合った書類作成のアドバイスをいただけたことが良かったと思っています。

卒業生のご紹介 No.01

2019年3月卒業生 Aさんのお話

  • 40代・男性
  • 〈就労移行支援コース〉修了
  • 国家公務員(防衛省)障がい者枠
  • 精神障害(不安障害)
  • りんぱれっと利用期間 8か月

「自分の心と体を良い状態にすること」

私が「りんぱれっと」を選んだ理由は、見学時に自分の興味のある分野をお伝えしたところ「それをここで課題にすることができますよ」と答えていただいたからです。
その時、私は自分の興味のある課題にも取り組むことを受け入れてくれる訓練事業所だと感じました。 また、就労するためには自分の体と心を良い状態にすることが大切だと考えたので、健康管理(ヨガまたはウォーキング)の授業があることにも興味を持ちました。
授業の中で特に楽しかったことは、チームで取り組んだ「IT専門課題」と土曜日の開校日に行われる「グループワーク」です。 「IT専門課題」では与えられた課題の成果物を仕上げ、報告書、手順書を丁寧に作りました。
グループワークでは、どんな人と組んでもコミュニケーションを取りながら、物事に取り組むスキルを身に付けました。
また、グループワークに参加して、色々な役割を持ちチームの中で人を助けることも学べたのは自分にとって大きな成長でした。

【在校生へのメッセージ】
障がいを抱えた就職活動には困難が伴うこともあると思いますが、訓練事業所の支援員さんや家族など、色々な人たちに相談し、助けを借りながら就労を目指してほしいと思います。